痛風はなぜ男性に多い？

尿酸値を上げる要因の一つ、アルコールの飲酒。特にビールの中には多くのプリン体が含まれており尿酸値の上昇に一番影響すると言われています。
アルコールが尿酸値を上昇させていると言われるのはアルコールが尿酸の代謝を促進させているからなのです。
また、アルコールが体内で分解されるときに乳酸が体内に尿酸を蓄積していくのです。そして、乳酸には尿酸の排泄を抑制するという働きの機能を持っていると言われています。
どのアルコール類にもその機能はありますので飲酒をするときは、あまり飲み過ぎないように注意しましょう。
だからと言って、痛風の人にアルコール全般禁止を言うのは飲酒が大好きな人にとっては酷なことです。それを言われたことによって、痛風のもう一つの要因となるストレスを新たに発症して、それによってまた痛風を促してしまうかもしれないからです。
ただ暴飲暴食は避けた方がいいというのには変わりありませんが。痛風の人はプリン体が多いビールを少しでも控えるということはもちろん、プリン体が多く含まれている食べ物も控えたほうがいいのでしょう。

痛風にかかるのは男性がほとんどなのです。が、それはなぜか？誰もが思うでしょう。これは血液中の尿酸値が関係してきます。男性の尿酸値は高く設定されており、女性の方は低く設定されているのです。これは女性ホルモンによるものだとされています。
女性ホルモンが排泄を促すという働きも持っていますので尿酸の排泄を促してくれるということですね。これが男性にもあるにはあるのですが、女性に比べると半分くらい…こういったことから女性に比べて男性には尿酸が溜まりやすくなってしまい痛風にかかる可能性も大きいということになります。ただし、女性ホルモンの分泌が少なくなる閉経を迎えてしまうと、女性も男性と同じく痛風には注意が必要となってきます。
また、高尿酸血症とアルコールは痛風と大きく関係します。会社の付き合いで、飲酒する機会も多いかもしれません。それもビールだと痛風の原因にもなるプリン体が多く含まれています。くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう。ただ、ビール大好きな人が急に禁酒してくださいと言われるのも辛いものがあります。それなら週に何回かでも肝臓を休めてあげる日を作るのがいいかもしれません。